新年おめでとうございます。29年日馬振の賀詞交歓会のご盛会を心からお慶び申し上げますとともに、日馬振の皆様には地方競馬の推進はもとより、中央競馬も含めての振興にご尽力を頂いておりますことをこの場をお借りして感謝申し上げます。今日は競馬推進議員連盟の会長という立場で、トップバッターでご挨拶をさせて頂きます。
一昨年の競馬法改正により、海外レースの発売をさせて頂き、去年は凱旋門賞から始まって好調でありました。本当にこういう意味においては競馬法の改正をして良かったなと思っております。また、税法の一部も改正させて頂き、これが少しでも競馬の振興につながっていけば、馬主さんが購買意欲を持って振興にも努めて頂くような形に整っていけばいいなと思っております。
JRAも地方競馬も好調に売り上げを伸ばしております。これは本当に競馬サークルの皆さんが一体となって努力をして頂いた成果だと思っております。昨年、久しぶりに川崎競馬でJBCを応援に行ってまいりましたが、49億ですか、この後に塚田理事長がお話しすると思いますので触れずにと思いましたが、触れずにいられないほどうれしいことだったなと思います。新記録を伸ばしたと思ったら、年末にさらに62億という凄い売り上げ、これは見に行くことが出来なかったのですが、醍醐会長と塚田理事長のほころぶ顔が浮かんでまいりまして、日頃の行いかなと思っているところであります。
競馬議連としましては、競馬法の附則の8条に地方競馬や産地競馬も含めまして、30年の3月で期限が切れるものですから、これを延長するために今年の通常国会に上げて秋の臨時国会までに手続きをさせて頂きたいと思っておりますので、そういった視点からも皆様方にご支援を賜りたいと思います。
昨年、IR、いわゆるカジノ法案が成立をしまして、これから1年以内に実施法案を作りあげる準備に入っているところです。世界の競馬とカジノというものを研究していきながら、競馬サークルの皆様がどのような形でこのカジノ法案について、あるいは実施されたことによって売り上げに全く響かないように、さらにはインバウンドのお客さんを競馬に参画していただくために、どのようにして行くのかということを含め、日本の競馬という体制が崩れることのない、さらにチャンスとして捉えて発展していくよう、競馬議連としてしっかりと勉強を続けながら、ご意見を賜り準備に入っていきたいと思っております。
競馬推進議員連盟は馬主さん、そしてファンの皆さんがあっての競馬だと思っております。その基本を忘れることなく、地方競馬と中央競馬がしっかりと連携強化を図りながら皆さま方の日頃からのご支援にお応え出来るように頑張ってまいりたいと思います。
結びになりますが、日馬振の皆様方、今日ご来会の競馬サークルの皆様方のご健康とご発展を心からご祈念申し上げまして、年頭のご挨拶に代えさせて頂きたいと思います。ありがとうございました。